新井みりんによる神坂一作品の個人ファンサイト。

嫉妬

〜支配欲と独占欲〜

 話しかけるな。

 触れるな。

 笑うな。

 何故オレだけを見れない。

 オレはこんなにもお前を、お前だけを愛しているのに──

 抑えきれないほどの──支配欲と独占欲。



〜友人の筈なのに〜

 リナと俺が本社会議で会議室に出向くと、最近支社に一時的な転勤をしたゼルガディスと、ちょうど会議のセッティングをしていた受付のアメリアと一緒になった。  特に面白いことを言ったわけではないのに、ゼルの腕のあたりをばしばし叩いて楽しそうにリナが笑う。
 隣にいるアメリアも一緒になって笑う。
 ──気ニ食ワナイ──
 ぐいっ
 リナの腕を掴んで自分の腕の中に閉じ込める。
「──なっ!? ちょっ、ガウリイ! 離しなさいよっ!」
 顔を真っ赤にし、照れたリナが大声で抗議する。
「……たまにはいいじゃないか」
 オレがそう言うと、リナは照れながらもフンと鼻を鳴らした。
「……なるほど」
 なぜかゼルがくっくっ、と笑いながらうなずく。
「キャー♪ まさかリナとガウリイさんがくっつくとは夢にも思いませんでしたけどね。今じゃこんなにら・ぶ・ら・ぶ♪」
 アメリアが瞳をうるうるさせながらリナをからかう。
「そうかあ?」
 オレは頭をぽりぽりかきながらとぼける。
「──そういうあんたたちはどうなのよ?」
 落ち着いたのか腕の中にいるままリナはニヤリと笑いながら言った。
「ふっ。わたしたちだってラブラブ♪ ですよねゼルガディスさん!」
 無邪気に笑いながらゼルの腕に自分の腕を絡ませる。
 ゼルは照れてこそいるが、その小さな手を振りほどこうとはしない。
 ──そう、ゼルにはアメリアという大事な女性がいる。それは充分過ぎるほど分かっている。だが──

 いくらオレの友人でも。
 いくら彼女がいても。
 心配で、不安でたまらない。

 他の男に見せたくない。
 お前の笑顔を。
 お前の涙を。

 お前の──存在、そのすべてを。

〜束縛〜

「──痛っ! ちょっ、なにすんのよガウリイ!」
 ちょうどオレがつけていたネクタイで手首をきつく縛られ、リナはベッドに転がる。
「リナ、オレはリナを愛してる。でもどうしてリナはオレだけを見ないんだ!」
「──なっ!? あたし別に浮気なんてしてないわ!」
 心外だ、とでもいうようにリナはオレを力いっぱい睨みつけてきた。
「……そうじゃない。今日ゼルに笑いかけた! 触った!」
 するとリナは驚いたように目を見開いた。
「……あんた……もしかして嫉妬してたの?」
「もしかしてってなんっ──」
 気がつくと、リナが手を縛られたままオレに──キスしていた。
 キスなんて普段からもっと濃厚なのをする。
 だが──それはいつもオレからだったように思える。照れ屋なリナからキスなんて初めてで、オレはそのまま硬直してしまった。
「…………馬鹿ね。あたしも確かにそうだったかもしれないけど──あたしだって同じだったんだから」
 言って真っ赤になった顔をふせる。
 そのままベッドに組み伏せて、欲望のおもむくままに襲い掛かりたい衝動にかられるが、すんでのところで抑える。
「──同じ? リナが?」
「…………あたしだって、ガウリイがほかの女のこと見たり、話したりするの……ヤなんだよ?」
 リナはさらに赤くなり、声までどんどん小さくなっていく。
「リナが……?」
「うん」
「──そうか」


「今日寝かせる気無いから」
「──えッ!? ほ、ほらやっぱり睡眠は人間にとって重要っていうか女の子は肌荒れなんかも気になるかなーなんて思ったりするのですが!」
「縛られて服脱げないみたいだし、適当にはだけさせてしようか」
「──イヤー!」
「ほどく気もさらさらないしなー。全部脱がせてからまた縛るかあ?」
「……うあっ! んうっ……ちょ! ばかー!」

めでたしめでたし?



──あとがき──
旧サイトにてキリリク「ガウリナ」
実はリナとガウリイは愛情<信頼関係で、結ばれることはないと個人的には思ってる。だから直接的なえちぃシーンは基本書かない。 ちなみにゼロスとはもっとない。そのあたり今度ネタにして書こうかな?


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いつかはやってみたい企画

仲良しメンバーで集まって、スレイヤーズカラオケやってみたい。
でもスレイヤーズ以外も歌いたいから結局アニソンカラオケ。