if...
〜Prolog〜
「……あ、あのね。ガウリイ……もし……だよ? ……もし……」
──アタシガ死ンダラ、ガウリイハドウスル?──
〜返答〜
「…………は?」
「──いや、だから、あたしがもし死んだらガウリイはどうする?」
「……答えたくない」
「答えてよ」
「答えない」
「答えてください」
「答えません」
「答えなさい」
「答えないよ」
「………………なんでよ」
「……リナが死んだら、なんて考えたくない」
「──どうして?」
「そんなの、オレにとってオレ自身が死ぬの同じだ」
「なんで? あたしが死んだらという仮定の話よ?」
「今のオレにとって、リナがすべてだ。リナがいないオレなんて、ありえない」
「…………まぁた、こっ恥ずかしいセリフを……
まあいいわ……あんたらしい答えだし……ね」
「んー? なんか言ったか」
「──別にィ?」
〜金色の王様〜
──リナっ!──
すぐ隣にいたはずのガウリイの声が妙に遠く聞こえる。
どたっ
重い物体が地面に落ちる独特の音。
──リナ! リナリナリナっ!!──
ガウリイがらしくない口調であたしを呼ぶ。
激しい脱力感と喪失感があたしに容赦なく襲い掛かる。
……あ……えぅ……っ。
口に出したつもりだったのだが、うまく言葉にならない。
──リナ! もうしゃべるな!──
……なんで? なんでしゃべっちゃいけないの?
視界が霞み、同時にガウリイの姿がぼやける。
……懐かしい金色だなぁ……
あたし、もしかして…………死ぬのかな?
──アタシガ死ンダラ、ガウリイハドウスル?──
前に聞いておいてよかった……
あんたのその気持ちだけでも…………あたしは寂しくないわ。
おやすみ、ガウリイ。
またいつか……逢えたらいいな。
──またね。
────あとがき────
旧サイトにてキリリク「ガウリナ」
それにしても死にネタ好きだな〜、魔族の大群が世界を襲ってきて、人間軍の先頭でリナ達が戦っている話。
珍しく会話のみの部分もあり、加えて大量の改行を使用してみた。
